雨で悪化しやすい“咳ぜんそく/喘息”の家対策:ダニ・カビを減らす掃除術 編

スタッフブログ

こんにちは! 稲岡内科小児科スタッフです。雨の日は湿度が上がり、**ダニ(死骸・糞)やカビ(胞子)**が増えて咳やゼーゼーを誘発しがち。今日は喘息やアレルギー性鼻炎などの方のための“湿気コントロール×掃除”でアレルゲンを減らす実践ガイドをまとめました

1.まずは“環境目標”

  • 室内湿度:4555(60%超はカビ・ダニ急増)
  • 室温:20〜25℃
  • 空気清浄機:可能であればHEPAフィルターを推奨、弱で連続運転

2.掃除の基本ルール(順番&道具)

  • 下、乾湿 の順でほこりを落としてから拭く
  • 風を止めて(送風・扇風機オフ)舞い上げ防止
  • 不織布マスク+手袋を着用(咳誘発を防ぐ)
  • 道具:マイクロファイバークロス、使い捨てシート、HEPA掃除機、バケツ&中性洗剤、アルコール(70%前後)、カビ取り剤(塩素系) ※ 塩素系と酸性洗剤は混ぜない/換気をしっかり!

3.部屋別“雨の日ルーティン” 【寝室】(最優先)

  • 朝:床ワイパー→HEPA掃除機/ベッド下も
  • 週1:布団乾燥機 60 60→終了直後に掃除機で死骸回収
  • 月1:枕・カバー洗濯、マットレスは天日or送風乾燥
  • 防ダニカバーを導入、ぬいぐるみは個数を厳選

【リビング】

  • 毎日:テレビ裏・棚上を乾拭き→床ワイパー
  • 週2:HEPA掃除機/ラグは洗濯 or 置かない
  • 月1:カーテン丸洗い、ソファで布製はカバー洗濯、革は拭き取り

【子ども部屋】

  • おもちゃは箱ごと月1 温水洗浄 or アルコール拭き
  • 本棚の上面・縁を乾拭き→床ワイパー

【浴室・洗面・トイレ】(カビ温床)

  • 入浴後:温水冷水水切りで結露予防
  • 週1:目地・ゴムパッキンに塩素系カビ取り(換気)
  • 洗面台の排水口・オーバーフロー穴をブラシ洗浄

【キッチン】

  • シンク・三角コーナーは毎日 熱湯 or 台所用漂白で除菌
  • 換気扇フィルターを月1交換→結露カビを防ぐ

4.湿気を“入れない・溜めない・飛ばす”

  • 外が雨で湿度が高い日は窓換気を最小限に→除湿機+エアコン除湿を優先
  • 室内干しは浴室乾燥で/リビング干しは除湿機+サーキュレーターで4時間以内に乾かす
  • 収納は床から5cm浮かせる/押入れはスノコ+除湿剤
  • 観葉植物は水やりを控えめ(受け皿の水は捨てる)

5.ダニ対策の“決め手”

  • 温度×時間:布団乾燥機 60℃以上/60分→直後に掃除機(ここが重要)
  • ぬいぐるみは袋に入れて冷凍(−20℃ 24h)→天日干し or 洗濯
  • カーペットは撤去が最善。難しければ2の徹底掃除機+月1丸洗い

6.カビ取りのコツ(黒カビ・赤カビ)

  • 乾いた状態でカビ取り剤を点塗布ラップ10→水で流す→乾燥
  • 窓枠・ゴムは綿棒でピンポイント/仕上げにアルコール拭き

7.エアコンが原因の“かび臭”対策

  • 冷房シーズン前にフィルター洗浄、熱交換器にエアコン洗浄スプレー(取扱説明書を確認)
  • ドレンホースの詰まりを月1点検(市販の防虫キャップも有効)
  • 冷房後10分の送風で内部乾燥

8.掃除前後の“咳ぜんそく対策”

  • 掃除は家族と分担、発作が出やすい人は在室しない
  • 医師から指示がある場合:掃除前に吸入ステロイド/気管支拡張薬のタイミングを調整
  • 明らかな咳・息切れ→即中止し、温かい飲み物・安静/必要時受診

9.週間スケジュール例

  • 毎日:寝室・リビング床ワイパー/除湿機運転記録
  • 2:HEPA掃除機(全室)/浴室の水切り徹底
  • 1:布団乾燥機/排水口・ゴムパッキンのカビ取り
  • 1:カーテン洗濯・エアコンフィルター洗浄・収納の全出し乾拭き

10.受診の目安

  • 夜間・早朝咳が3回以上/運動・会話で咳が続く
  • 救急吸入(SABA)使用が増えた/効きが悪い
  • 息苦しさ・ヒューヒュー音・胸の圧迫感 → 早めに受診し、吸入薬の調整や環境アドバイスを受けましょう。

11.まとめ

  • “乾かす・除く・浮かせる”でアレルゲン最小化
  • 湿度45〜55%にキープ
  • 布団乾燥→直後の掃除機でダニ対策を完結
  • カビは乾いた状態でピンポイント処理&徹底乾燥

稲岡内科小児科
(苫小牧市北光町 2-7-10)
TEL:0144-72-5141

咳ぜんそく・喘息の環境整備や吸入指導も行っています。お困りのときはお気軽にご相談ください。