こんにちは! 稲岡内科小児科スタッフです。屋外での一杯が楽しい季節。でも暑さ+アルコールは**脱水や不整脈(動悸)**を招きやすい組み合わせ。今日は「出発前・会場・翌朝」の3場面で、体にやさしい飲み方をまとめました
1.出発前チェック(“整える”)
- 体調:発熱・下痢・寝不足 → 今日はノンアルで
- 服薬:降圧薬・不整脈薬・利尿薬・抗凝固薬内服中は主治医の指示を優先
- 補水:常温水 300–500 mL を“プレ補水”
- 軽食:**おにぎり+たんぱく質(ゆで卵/ささみ)**で血糖を安定
- 熱中症対策:帽子・日傘・うちわ/**スポーツドリンク(OS-1などの経口補水液は塩分が多いため普段使いはしないよう厚生労働省が推奨しています)
- 同行者と“無理しない合図”(体調サイン)を共有
2.会場での“1-1-1 ルール”(“守る”)
- 1 時間に 1 ドリンクまで(目安)
- 1 杯ごとに 水 or お茶 を 1 杯(200–300 mL)
- 1 回は塩分ひかえめのつまみを選ぶ
- ◎ 枝豆・冷奴・焼き魚・トマト・きゅうり
- △ ポテト・唐揚げ・濃い味の串・ラーメン(塩分・脂多め)
3.不整脈(動悸)を起こしにくい飲み方
- 一気飲み・ショット連発はNG(“ホリデーハート”の引き金)
- カフェイン+アルコール(エナジードリンク割り)は避ける
- 長時間の立ちっぱなし→こまめに座る/深呼吸
- 胸の違和感・ドキドキが5分以上続く/めまい・息切れ→すぐ中止・日陰で安静
- 既往があり発作時内服が処方されている方は必ず携帯
4.脱水・熱中症を防ぐコツ
- ビールの利尿作用で水分は出ていく→合間に水・お茶・ORS
- 乾杯直後から30 分ごとに数口の無糖飲料
- 最高気温帯(12–15時)は日陰で休憩/扇子・冷却タオル活用
- トイレが心配でも水分制限はしない(早め行動で回避)
5.量の“目安”とペース
- 純アルコール換算:ビール350mL≈14g/ワイン120mL≈12g/日本酒180mL≈23g
- 高血圧・不整脈のある方:1日20g以下を上限に(飲まない日をつくる)
- 弱いお酒をゆっくり。炭酸や甘いカクテルはペースが上がりやすい→要注意
6.こんなコンボは要注意
- 暑い会場→熱い風呂/サウナに直行(失神・転倒の危険)
- 空腹スタート+濃い味つまみ(血圧・心拍が乱れやすい)
- 利尿薬内服中+アルコール多量(脱水リスク↑)
7.翌朝のリカバリー(“戻す”)
- 起床:常温水 300 mL→ORS 200 mL→軽いストレッチ
- 朝食:減塩みそ汁+卵 or 納豆+バナナ(電解質&たんぱく)
- 頭痛はまず補水。鎮痛薬は飲み過ぎ・空腹時内服に注意
- 動悸・息切れが続く/尿が極端に少ない→受診
8.受診・救急の目安
- 胸の圧迫感・焼ける痛みが5分以上
- 失神・ろれつ不良・手足のしびれ(脳・心血管のサイン)
- 強いめまい・吐き気・ぐったり/尿がほとんど出ない → 涼しい場所で安静、必要時 119。抗凝固薬内服中で転倒・出血は早めに受診
9.まとめ
- “プレ補水 → 1-1-1 → 翌朝ORS”
- 出かける前に水と軽食で土台づくり
- 会場では水をはさみ、座って休む
- 翌朝はORSと朝食で体調リセット
稲岡内科小児科
(苫小牧市北光町 2-7-10)
TEL:0144-72-5141
血圧・不整脈の相談、熱中症対策の個別アドバイスも承ります。
体調に不安があれば無理せずご相談ください。


