梅雨どき食中毒を防ぐ3原則:つけない・増やさない・やっつける 編

スタッフブログ

こんにちは! 稲岡内科小児科スタッフです。そろそろ暖かくなる季節、本州では梅雨。物が腐る季節。北海道では梅雨はほぼありませんが注意は必要です。今日は家庭でできる 3 原則(つけない・増やさない・やっつける) を、買い物〜調理〜お弁当まで一気にチェックできるようにまとめました

1.原則①「つけない」— 菌を持ち込まない/広げない

  • 手洗い30 → 調理前・生肉/生魚に触れた後・トイレ/オムツ替え後
  • まな板・包丁の使い分け → 生肉/生魚と、サラダ・果物は別器具(色分けが◎)
  • 生肉・生魚は洗わない → 水ハネでキッチンに菌が飛散
  • 保存は下段 → 生肉・生魚は冷蔵庫の下段に密閉して置き、汁漏れガード
  • 買い物時から分ける → 生鮮と惣菜・パンは袋を別に
  • スポンジはこまめに除菌 → 週数回 熱湯 or 台所用漂白でリセット

2.原則②「増やさない」— 温度と時間をコントロール

  • 冷蔵 ≤4/冷凍 ≤−18 をキープ(温度計で見える化)
  • 2時間ルール → 常温放置は2時間以内(外気30℃超は1時間以内)
  • 作り置きは浅い容器で急冷 → カレー・シチューは小分けして粗熱取り→冷蔵へ
  • 弁当は完全に冷ましてから詰める → 保冷剤+保冷バッグを併用
  • 解凍は冷蔵庫 or 流水 → 室温解凍&再冷凍はNG
  • 賞味期限・消費期限を把握 → 要冷蔵惣菜はその日のうちに

3.原則③「やっつける」— 十分に加熱&殺菌

  • 中心温度 751(鶏肉・ひき肉・卵料理の目安)
  • 再加熱は湯気が立つまで全体をムラなく → 具だくさん汁物はよく混ぜ沸騰1分
  • まな板・包丁の熱湯消毒 → 80℃以上の湯をかける/台所用漂白も有効(使用後はよくすすぐ)
  • 生ものはリスクに応じて控える → 乳幼児・高齢者・妊婦・基礎疾患のある方は夏〜秋の生食を最小限に

4.お弁当・屋外イベントのコツ(梅雨〜夏)

  • 水分の多いおかずは避ける → きんぴら・卵焼き(しっかり焼く)・からあげ(再加熱)など
  • ご飯は酢を少量(小さじ1/合)で酸味バリア/梅干し・しそも◎
  • 保冷剤を上下に → 温度ムラを防ぐ/直射日光を避ける
  • 使い捨ておしぼり+手指用アルコール を携帯(手が洗えない場所で)

5.台所リセット“1分チェック”

  • シンク・台は調理前に拭く(清潔な布)
  • 使い終えた布巾は毎日 熱湯 or 漂白
  • 冷蔵庫の取っ手・棚を週1回アルコール拭き
  • 調理後シンク周りの水はねを拭き取る

6.よくあるQ & A

Q. カレーは毎日“煮返し”すれば安全?

A. 菌の増殖や毒素(例:セレウス菌)には再加熱が効かない場合があります。**小分け急冷→冷蔵(24–48時間で食べ切り)**が基本。

Q. 卵は半熟でも大丈夫?

A. 直ぐに食べるのなら問題なし。時間を置くならしっかり加熱が安心(中心まで固まる程度)。お弁当は完全加熱のみ

Q. お刺身や生牡蠣は?

A. 新鮮でも0リスクではないため、体調不良時・高齢者・妊婦・小児は避ける/量と頻度を控えめに。

Q. 台所用漂白(次亜塩素酸Na)はどのくらい?

A. ふきん・器具:200ppm目安。使用後はしっかり水洗いし、食品に触れる面は乾かしてから使用。

Q.ハンバーグの中は赤くてもよい?

A.ひき肉は基本的に汚染されていると考えましょう。しっかり加熱が大事です。(中が赤いハンバーグを出すお店が一部あるようですが危険です)

7.まとめ

  • “分ける・冷やす・しっかり火を通す”
  • つけない:手洗い・器具別・汁漏れ防止
  • 増やさない:温度管理・2時間ルール・急冷
  • やっつける:75℃1分・ムラなく再加熱・器具は消毒

稲岡内科小児科
(苫小牧市北光町 2-7-10)
TEL:0144-72-5141

発熱・腹痛・嘔吐・下痢が続く場合は受診を。便検査・点滴も対応しています。ご家庭の“食中毒予防チェック”もお気軽にご相談ください。