こんにちは
夏になると、電話でよく聞く
フレーズがあります。
「38℃あるんですけど…これって大丈夫ですか?」
…結論から言うと
大丈夫なこともあるし、
大丈夫じゃないこともあります
はい、いちばん困る答えですね。
なので今回は、ちゃんと見分け方を
お伝えします。
1.そもそも夏に熱って出るの?
「冬=発熱」はイメージしやすいですが、
実は夏も普通に発熱します。
むしろ小児科的には
- ヘルパンギーナ
- 手足口病
- 咽頭結膜熱(プール熱)
など、“夏風邪シーズン”真っ最中です。
子どもはすぐ38℃超えます
これ、よく驚かれるんですが
子どもは体温が上がりやすい生き物です。
ちょっとしたウイルスでも
すぐ38℃〜39℃まで上がります
なので「38℃=即重症」ではありません
2.じゃあ様子見していいの?
ここが一番大事です。
発熱で見るべきは
“体温の数字”より“元気さ”です
例えば
- 様子見OKなことが多いパターン
- 水分が取れている
- 多少ぐったりでも反応はある
- 呼びかけにしっかり答える
- 食事が少しでも取れる
この場合は、すぐ受診しなくても
OKなことが多いです
3.逆に“すぐ受診”のサイン
ここはしっかり覚えてください。
- 水分が取れない
- ぐったりして反応が鈍い
- 呼びかけに反応が弱い
- けいれんがある
- 呼吸が苦しそう
- 何度も吐く
4.この場合は迷わず受診です
夜になると熱が上がる理由
「昼は元気なのに夜に熱が上がる」
これ、よくあります。
理由はシンプルで体温は
夜に上がりやすいからです。
人間の体はもともと夕方〜夜にかけて
体温が上がる仕組みです。
なので、
夜だけ高熱=即重症ではありません。
大人も油断しないでください
「子どもじゃないから大丈夫」
と思いがちですが、大人も要注意です。
特に夏は
- 熱中症
- 脱水
- 胃腸炎
など、発熱+別の問題が
隠れていることがあります。
5.スタッフあるある
受付でよくあるのが
「とりあえず様子見して3日経ちました」
これ、けっこう多いです。
もちろん様子見も大事ですが
“様子見しすぎ”は危険です。
6.受診の目安(まとめ)
迷ったらここで判断してください。
- 受診をおすすめするケース
- 高熱が続く(2〜3日以上)
- 症状がどんどん悪化している
- 水分が取れない
- 明らかにいつもと様子が違う
最後に発熱は体の防御反応です。
でも、「ただの熱」か「危ないサイン」か、
これを見分けることが大切です。
ひとこと
迷ったときは「数字より様子」
これだけ覚えておいてください。
稲岡内科小児科
(苫小牧市北光町 2-7-10)
TEL:0144-72-5141

