“大人のワクチン”見直しガイド:帯状疱疹・肺炎球菌 編

スタッフブログ

こんにちは! 稲岡内科小児科スタッフです。子どもの予防接種は有名でも、実は“大人になってから”こそ見直したいワクチンがあります。今回は 帯状疱疹・肺炎球菌について、年齢別・状況別にわかりやすく整理しました

1.今、見直す理由

  • 免疫は時間とともに低下(罹ったことがあっても“再発・重症化”は起こり得る)
  • 50 代以降は 帯状疱疹、65 歳以降は 肺炎 が増加
  • 旅行・転居・育児支援・介護などライフイベントで“感染リスクの場面”が増える

2.帯状疱疹ワクチン(不活化:シングリックス®)

  • 対象:50 歳以上(免疫が下がる治療中などは 18 歳以上で検討可)公的助成は65歳から(接種対象者に通知が来ます)
  • 回数:2 回接種(0 か月・26 か月)
  • 期待できる効果:発症予防・重症化と 帯状疱疹後神経痛(PHN の予防
  • よくある副反応:注射部位の痛み・腫れ、発熱・倦怠感(2〜3 日で軽快)
  • いつ打つ?:季節は不問。既往がある方も再発予防に有効(発症から 612 か月空けて相談)

3.肺炎球菌ワクチン(成人)

  • 対象:65 歳以上、または 18 歳以上で慢性心・肺・肝・腎疾患、糖尿病、喫煙、脾摘後などのハイリスク(公的助成は65歳のみ)
  • 種類:プレベナー20
  • 迷ったら:過去の接種歴を確認し、最適な順序を個別に決定します
  • これらは不活化ワクチンのため、同日に別の腕で同時接種が可能です
  • 体調に合わせてスケジュールを組みます(例:肺炎球菌は別日に)

4.よくある質問 Q & A

Q. 風邪気味でも接種できる?

A. 軽い鼻水・咳程度なら可能なことが多いですが、37.5℃以上の発熱時は延期を。

Q. 抗凝固薬内服中(血液サラサラ)でも大丈夫?

A. 多くは注射後の圧迫を丁寧に行えば接種可能。個別に確認します。

Q. 妊娠・授乳中は?

A. 帯状疱疹ワクチンは妊娠中は避け、産後に検討。

Q. どれから優先?

A. 50 歳以上は帯状疱疹、65 歳以上は肺炎球菌を優先。

5.当日の流れ(目安)

  • 来院:接種歴を確認→最適な組み合わせと順序を決定
  • 来院:予診票記入・体調チェック→接種(1020
  • 帰宅後:当日の激しい運動・飲酒は控える/入浴は OK(こすらない)
  • 副反応:局所痛・軽い発熱は 2〜3 日で軽快。強い腫れ・高熱が続く場合はご連絡を

6.助成・費用について

自治体の助成対象や自己負担は年度で変わることがあります。最新情報は当院受付または市の案内をご確認ください。

7.まとめ

  • “年齢・持病・生活”で賢くアップデート
  • 帯状疱疹(50+)・肺炎球菌(65+)を基本に
  • 既往歴・接種歴しだいで順番と間隔を最適化
  • 迷ったら接種手帳を持ってご相談ください

稲岡内科小児科
(苫小牧市北光町 2-7-10)
TEL:0144-72-5141

接種スケジュール作成・在庫確認・助成の適用可否まで、まとめてご案内します。お気軽にお問い合わせください。