しもやけ・軽度凍傷の予防と家庭でできる対処編

スタッフブログ

こんにちは! 稲岡内科小児科スタッフです。北海道の冬は耳・指先・つま先の“しもやけ(凍瘡)”や、冷えが強いと“軽度の凍傷”が起こりやすい季節。ほっぺたが赤くなる「ゆきやけ」も凍傷の一種です。今日はご家庭でできる予防と初期対応をシンプルにまとめました

1.しもやけと軽度凍傷の違い

  1. しもやけ(凍瘡):寒暖差や湿気で血流が乱れ、赤〜紫に腫れてかゆい・痛い。
  2. 軽度凍傷(凍傷の初期):強い冷えで皮膚が白っぽい/しびれる→温めると赤く痛む。水ぶくれが無い段階は家庭ケアで様子見可。

2.予防チェックリスト

  • (“冷やさない・締めつけない・濡らしたままにしない”)
  • 手袋は厚手の冬用を早めに使う
  • 靴下は厚手のゆったりとしたものを(血流を妨げない)
  • 靴も早めに冬用に変更
  • 入浴後はワセリンなどで保湿、睡眠時に靴下・手袋使用も効果的
  • 屋外では1 時間ごとに指先運動(グー・パー10回)
  • 喫煙は末梢血流を悪化→控える

3.家庭でできる初期対応(軽度の場合)

  1.  ① ゆっくり温める:37〜40℃のぬるめの湯に10〜15 分手足を浸す(熱湯・直火NG)
  2. こすらない:強くもんだり雪でこするのは組織ダメージの原因
  3. 保湿・保護:ワセリン等で薄く保護→清潔なガーゼや手袋で保温
  4. 腫れ・かゆみ:冷タオルで**短時間(5 分)**鎮静→その後は保温。かゆみが強いときは薬局で相談(弱めの外用薬など)
  5. 再冷却を避ける:当日は長時間の外出や濡れ作業を控える

4.絶対に避けたいNG行為

  • 直火・ストーブ・カイロを直接皮膚に当てる(低温やけど)
  • 強いマッサージ・もみほぐし
  • 水ぶくれを潰す、自己判断で消毒液を大量使用
  • アルコールで体を温める(実際は体温低下)

5.受診の目安(迷ったら早めに相談)

  • 水ぶくれ・黒ずみ・感覚が戻らない
  • 強い痛み・広範囲の腫れ/じくじく・発熱
  • 糖尿病・動脈硬化・レイノー症状がある
  • 乳幼児・高齢者で症状が長引く

6.1 日セルフケアプラン(軽度しもやけ想定)

  • 朝:入浴または足浴 10 分→保湿→厚手ソックス
  • 日中:2〜3 時間ごとに指先運動・体を小まめに動かす
  • 夜:ぬるめの湯で再温熱→保湿→ゆったり就寝(寝具で直接カイロ使用はNG

7.よくある Q & A

Q. 使い捨てカイロはどこまで安全?

A. 衣類の上から使用。貼るタイプは皮膚直貼り禁止・同部位で長時間連用しない。

Q. しもやけにビタミンEのサプリは効く?

A. 体質や症状により差があります。まずは保温・保湿・血流確保を徹底し、改善しなければ医師に相談を。

Q. 子どもの耳たぶが赤紫でかゆい…

A. 典型的なしもやけ。耳当て+マフラーで保温し、入浴後に保湿。悪化・びらん化するなら受診を。

8.まとめ

  • ゆっくり温め、守って、再冷却しない”
  • 予防は装備+乾燥・湿気対策が基本
  • 初期対応はぬるめの温浴保湿、こすらない
  • 水ぶくれ・強い痛みは医療機関へ

稲岡内科小児科
(苫小牧市北光町 2-7-10)
TEL:0144-72-5141

手足のしもやけ・凍傷の診療も対応しています。心配な場合はお気軽にご相談ください。