こんにちは、
夏になると増えるご相談があります。
「虫に刺されただけなんですが
…ちょっと腫れてきて」
そして診察室へご案内すると
「思ってたより本格的なやつ」
これ、毎年あります。
1.虫刺され、
なぜこんなに腫れるのか
虫刺されは単なる“傷”ではなく
体のアレルギー反応です。
虫の唾液などが体に入ると
免疫が「異物だ」と判断して
- 赤くなる
- 腫れる
- かゆくなる
という反応が起きます。
2.2日後に腫れるのは普通です
「昨日刺されたのに、今日の方が腫れてる」
これ、よくあります。
理由は
遅れて反応が出るタイプの炎症が
あるためです。
つまり、翌日〜2日後にピークは
むしろ正常な反応です。
3.問題は“かいた後”です
ここからが本題です。
虫刺されそのものより危ないのはかき壊しです。
かゆい→かく→皮膚が傷つく→そこに細菌が入る
この流れで起きるのが、とびひ(伝染性膿痂疹)です。
4.とびひって何が怖いの?
とびひは
触ったところにどんどん広がる皮膚感染症です。
特に子どもは
- かゆくて触る
- 他の場所を触る
- さらに広がる
というループに入りやすいです。
5.名前の由来はそのまま
とびひは漢字で書くと
「飛び火」火が飛び移るように広がる
という意味です。
名前、正直すぎます。
6.こんな虫刺されは要注意
次のような状態になっていたら注意です。
- 赤みがどんどん広がる
- 強く腫れている
- 水ぶくれや膿が出ている
- 痛みがある
- 熱を持っている
このあたりから
「ただの虫刺され」ではなくなります。
7.スタッフあるある
よくあるのが
「最初は小さかったんです」
はい、これ本当に多いです。
そして数日後
「こんなに大きくなるとは思わなくて」
という流れになります。
8.正しい対処法
虫刺されの基本はシンプルです。
- まず冷やす
- 清潔を保つ
- かかないようにする
これだけで悪化はかなり防げます。
9.冷やすと楽になる理由
冷やすと血流が落ちて
炎症が抑えられるため、
かゆみや腫れが軽くなります。
つまり
「とりあえず冷やす」は正解です。
10.受診の目安
次のような場合は受診をおすすめします。
- 腫れがどんどん広がる
- 痛みが強い
- 膿や水ぶくれがある
- かき壊してしまった
- 子どもで広がってきている
早めに治療すると悪化を
防ぎやすくなります。
11.まとめ
虫刺されは
- 放置すると悪化することがある
- かき壊しが一番の原因
- とびひに進むと広がる
という特徴があります。
12.最後に
虫刺されは軽く見られがちですが
悪化すると“別の病気”になります。
「ちょっと変だな」と思ったら
無理せずご相談ください。
稲岡内科小児科
(苫小牧市北光町 2-7-10)
TEL:0144-72-5141


