紫外線と皮膚・目・薬の“意外な関係”編

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こんにちは! 稲岡内科小児科スタッフです。春〜夏だけでなく、冬や曇天・窓越しでも紫外線は私たちの体に影響します。今回は 皮膚・目・お薬 の3方向から“意外と知らない注意点”をギュッとまとめました

1.紫外線の基礎メモ

  • UVA:ガラスを通りやすい。しみ・しわ(光老化)の主犯
  • UVB:短時間で日焼け・炎症。ビタミンD生成に必要
  • UVC:地表にはほぼ到達しません → 医療用・除菌などで使用されます。

2.皮膚:日焼けだけじゃない“光老化”

  • 影響:しみ・小じわ・乾燥・弾力低下、皮膚がんリスク上昇
  • 日焼け止めの基本 ① SPF 30 以上・PA+++ 以上(日常)/屋外長時間は SPF 50・PA++++ ② 量は「2本指ルール」(人差し指+中指に線を出した量で顔1回分) ③ 23 時間ごとに塗り直し/汗・こすれでこまめに ④ 敏感肌は ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)・低刺激を選択
  • 服装:UPF表示の長袖・つば広帽(7cm以上)・日傘(内側黒)も有効

3.目:サングラスは“おしゃれ”でなく“保護具”

  • 影響:雪目(紫外線角膜炎)翼状片白内障、加齢黄斑変性のリスク因子
  • 対策: ① UV400(紫外線 99%カット)表示のサングラスすき間からの回り込みを防ぐ大きめ・顔に沿う形偏光レンズはまぶしさ対策に◎(紫外線カット機能の有無は別表記) ④ UVカットのコンタクトは補助的。サングラス併用が基本 ⑤ 子どもにも 帽子+サングラス を(屋外スポーツ・雪遊び)

4.薬 × 紫外線:思わぬ“光線過敏”に注意

  • 代表例【外用】モーラステープ®(ケトプロフェンテープ)は日光過敏で有名です。体のどこかにこの湿布を張っている場合、強い日差しで皮膚が赤くなることがあります。(腰など服の下に湿布を張っていて強い日光に当たると露出部の首や腕が赤くなります)・一部NSAIDs外用、レチノイド/過酸化ベンゾイル 含有のにきび外用、一部の湿布 【その他】ベルガモットなど柑橘系精油(香料)
  • サイン:外で当たった部位に ヒリヒリ・赤み・腫れ・水ぶくれ/かゆみ
  • 対処: ① 直ちに遮光(衣類・帽子・日陰) ② 流水冷却→乾かしてから保湿 ③ 症状が強い/広い→受診。内服・外用の調整が必要なことも
  • メモ:基本的に強い日差しを浴びる前に湿布を剝がしておくこと。

5.シーン別“抜け漏れ防止”チェック

  • 車内・窓際UVAはガラスを通過→腕・顔に日焼け止め
  • 通勤・通学:首の後ろ・耳・手の甲も忘れずに
  • 雪山・海:反射で照射量UP→サングラス&SPF50
  • 部活・外作業:汗で流れやすい→ウォータープルーフ&こまめに再塗布

6.よくあるQ & A

  • Q1. 子どもは何歳から日焼け止め? A.  6か月以降であれば少量使用可。6か月未満は直射日光を避け、帽子・日陰を優先。子供は日光浴も大事!
  • Q2. ビタミンDは不足しない? A. 夏は15分ほど冬は一時間ほどの日光浴が必要とされます。UVBが必要なためガラス越しでは効果はありません。また日焼け止めを使用しているとビダミンDの生成は悪くなります。特に子供は日光浴が大事です。食事などでもとれますが食事だけでは足りない場合が多いようです。
  • Q3. 化粧の上から塗り直すには? A. スプレー・パウダー・スティックタイプのUVを活用。タオルで汗を押さえてから薄く重ねます。
  • Q4. 目のUV対策は色が濃いほど良い? A. いいえ。UVカット率の表記が最重要。濃色でもUVカットが弱いと瞳孔が開き逆効果に。
  • Q5. にきび治療中の外出は? A. レチノイド・BPO外用中は日中の長時間直射を避ける帽子+日焼け止めを徹底。

7.まとめ

  • “塗る・掛ける・遮る”の三点セット
  • 日焼け止め+服装(UPF)+つば広帽
  • UV400サングラスで眼も保護
  • 服薬中は光線過敏に注意し、変化があれば早めに相談
  • ビタミンD生成のためある程度の日光浴は大事

稲岡内科小児科
(苫小牧市北光町 2-7-10)
TEL:0144-72-5141

お薬と紫外線の相性チェック、肌・目のトラブル相談もお気軽にどうぞ。状況に合わせた日焼け止めの選び方もご案内します。